福祉レクリエーション・ワーカー

スクーリングを通して広がった、現場での視野と考え方の幅

高橋 健佑 さん
(山形県)

effectWorker_1.jpg介護福祉士として、老人保健施設に従事していましたが、受講前は、いつも、どんなプログラムを展開すればいいのか悩んでいました。自分には「レクリエーションができない」と思うこともありましたし、そもそも「レクリエーション」が何かすらわかりませんでした。

福祉レクリエーション・ワーカーの資格取得を通して、支援に対する視野が広がり、レクリエーションに対する考え方が大きく変わりました。レクリエーションとは、用意周到に準備して展開するものではなく、もっと、利用者の身の回りの生活の中に存在しているものであることに気付いたのです。「生活のレク化」です。

「レクリエーションの素材・アクティビティ」は身近にあるという思いに至ってからは、食事や入浴の介助にも変化が生まれました。趣味嗜好を探りながら会話を楽しみ、心の距離を縮めることで、利用者の方も心を開いてくれるようになりました。

今では、レクリエーションの時間に何をすればいいのかという心配はなくなりました。当日お会いしたときの利用者さんの様子からコンディションを見極め、その場で臨機応変にプログラムを提供できるようになったからです。

福祉レクリエーション・ワーカーの資格取得後、ケア・マネージャーの資格も取得しました。ケアプランを立てる際、まずは利用者の健康状態に目を向けがちですが、私は、利用者の「楽しみ」を優先しながら計画を立てて、みなさんい喜ばれています。これも福祉レクを学んだおかげです。

福祉レクリエーション・ワーカーは、媒介する役目

関下 りち子 さん
(青森県)

effectWorker_2.jpg主人が介護予防教室の立ち上げにかかわっていた都合上、私も自然と介護予防事業に関わることが多くなりました。スポーツ指導員の資格を持っていたので、筋肉トレーニングや体の仕組みなどに関する知識はあったのですが、それだけでは利用者の方々に十分な支援を提供できていないと思っていました。「こう体を動かすんですよ」とお話ししても、なかなかこちらの意図したように動いていただけず、もどかしさを感じていました。それも、お互いが打ち解けていなかったからなのでしょう。

そこでまず取得したのがレクリエーション・インストラクターの資格でした。アイスブレークを活用することで、ずいぶんと教室に通われる方と打ち解けることができるようになり、スポーツ指導員としての力も発揮できるようになりました。

一方で、レクリエーション・インストラクターは、単発的な時間の演出を得意としているため、長期にわたって支援が必要な介護予防の分野において、物足りなさを感じていたのも事実でした。

そのような時、行政の方が、介護予防だけでなく、認知症予防を進めることができる人材ということで、たまたま福祉レクリエーション・ワーカーを探していたのです。

福祉レクリエーション・ワーカーの受講を始めてからは、レクリエーション・インストラクターで学んだ知識や技術に加え、ねらいに沿って継続的に支援を展開する手法を学び、介護予防・認知症予防の分野で大いに役に立っています。また、ともに長期にわたる活動が必要なため、教室に訪れる生徒さん同士の交流も重要な課題です。受講を通して、生徒さん1人ひとりのアセスメントを通して共通点を見出しながら、輪を成熟させる手法を学べたことは大きな収穫でした。ひとりで参加されている方をうまく集団の輪の中に溶け込ますことができるようになったのも、福祉レク・ワーカーの学習のおかげだと思っています。

これからも、人と人をつなぎながら集団を形成し、集団の力によって、ひとりでも多くの方の介護予防・認知症予防につながることを目指し、レクリエーションを極めていきたいと思います。

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