教員免許状更新講習

平成26年度より令和3年度の期間、教員免許状更新講習開設者の指定(文部科学省認定)を受け教員免許状更新講習を開催しました。

【対面講習】

座学よりも実技体験を中心に実施し、先生方にさまざまなレクリエーション・ゲーム等を体験していただきながら、効果的なレクリエーション活用の手法と裏付けとなる理論を学んでいただきました。参考として、令和元年度の講習会の様子をご紹介します。

【通信講習】

動画教材を視聴するだけでなく、実際に体験したり、演習したりする時間を設け、学校現場ですぐに活かせる内容となっておりました。

令和3年度講習会概要

日本レクリエーション協会は、子どもの体力向上や子育て支援、介護予防、障がい者福祉などのさまざまな課題に向けて、多岐にわたる事業を展開しながら、よりよい社会づくりを進めました。

Ⅰ. 講習概要

対面講習(集合学習)

①【対面:教育現場に活かす「レクリエーション」の体験学習】

・履修単位:12時間

・内容
レクリエーション活動は単に楽しいだけでなく、意図的・計画的に活用することで、教師と子どもたち、子ども同士のコミュニケーションを深め、良い関係を築くことができます。そして、子どもたちが集団における様々なレクリエーション活動に自主的、実践的に取り組むことで、互いの良さや可能性に気づき、良好な集団へと導くことができます。
本講習では、学校・幼稚園の様々な場面で活用できる多様なレクリエーション活動の体験を通し、教育現場で活かすためのレクリエーション支援の理論と手法を学びました。

②【対面:遊びが運動になる、運動が遊びになるレクリエーション活動の体験学習】

・履修単位:6時間

・内容
外遊びや集団で体を動かして遊ぶことは、社会性の基礎や知性を身に付けられるほか、成功体験を積み重ねることによって意欲が引き出され、体力や運動能力の向上に大きな効果をもたらします。
本講習は、運動する子とそうでない子の二極化が指摘される中、運動が苦手な子も体を動かす楽しさが味わえる運動遊びや、仲間と協力しながら課題に挑戦する集団遊びなど、"遊びが運動になる、運動が遊びになるレクリエーション活動"を体験し、体育の授業や外遊びなどでの活用方法を学びました。

通信講習(インターネット学習)

①【通信:「レクリエーション」の教育的効果】

・履修単位:12時間

・ 内容
レクリエーション活動は単に楽しいだけでなく、意図的・計画的に活用することで、コミュニケーションを深めながら、教師と子どもたちとの信頼関係を築くことができます。
また、子どもたち同士の良好な人間関係を築きながら、自主的、実践的な態度を育てることができます。
本講習では、教育現場におけるレクリエーション活用の意義や効果について、実践動画や体験(演習)を交えながら確認し、すぐに活かせるレクリエーション支援の理論と手法を学びました。

②【通信:遊びが運動になるレクリエーション活動】

・履修単位:6時間

・内容
遊びや集団で体を動かして遊ぶことは、社会性の基礎や知性を身に付けられるほか、成功体験を積み重ねることによって意欲が引き出され、体力や運動能力の向上に大きな効果をもたらします。
本講習は、子ども体力の現状を踏まえ、運動が苦手な子も体を動かす楽しさが味わえる運動遊びや、仲間と協力しながら課題に挑戦する集団遊びなど、"遊びが運動になる、運動が遊びになるレクリエーション活動"の実践事例をもとに、その活用方法を学びました。

Ⅱ. 通信講習について

● 受講方法

①【対面:教育現場に活かす「レクリエーション」の体験学習】

・ インターネットで指定するサイトにログインし、テキストと所定の動画教材を視聴しながら学習しました。

● 受講期間

令和3年8月1日(日)~11月30日(火)

対面講習(集合学習)

対面講習①:教育現場に活かす「レクリエーション」の体験学習

レクリエーション活動は単に楽しいだけでなく、意図的・計画的に活用することで、教師と子どもたち、子ども同士のコミュニケーションを深め、良い関係を築くことができます。
そして、子どもたちが集団における様々なレクリエーション活動に自主的、実践的に取り組むことで、互いの良さや可能性に気づき、良好な集団へと導くことができます。
本講習では、学校・幼稚園の様々な場面で活用できる多様なレクリエーション活動の体験を通し、教育現場で活かすためのレクリエーション支援の理論と手法を学びました。

■到達目標

◎ 子どもと教師、子ども同士のコミュニケーションを深め、信頼関係を築くための基盤となるレクリエーション支援の理論と手法を理解

◎ 子どもと教師、子ども同士の心の壁を取り除くアイスブレーキングと信頼関係を構築するホスピタリティについての理解

◎ 心理的な仕組みに基づき、小さな成功体験を積み重ねながら、個人及び集団としての効力感を高めるなど、相互作用を活用した手法の理解

◎ 対象となる子ども(年齢等)に応じたレクリエーションプログラムの立案方法など、実践力の習得

■ 講習方法

本講習は、体験学習を基本としました。
レクリエーション活動(ゲームや歌遊び等)を体験していただいた後、体験したプログラムを振り返りながら、コミュニケーションを深め、信頼関係を築くための基本となる考え方(理論)と手法を確認し、実際に試してみることを繰り返しながら展開しました(体験⇒振り返り・解説⇒演習)。
また、幼稚園や学校の様々な場面で活用しやすいレクリエーション活動を体験していただくとともに、2学期以降実践していただけるよう資料(ゲーム等の展開方法)を配布し、研修後にも振り返られるようにしました。

<第1日目>

10:00~ 講習のねらい・概要の確認

10:10~ アイスブレーキング体験

11:30~ 心の壁を取り除くレクリエーションの手法(アイスブレーキング)の解説

13:00~ レクリエーション支援の目的と活かし方(講義)

13:30~ 信頼関係を築くレクリエーションの手法(ホスピタリティ)の体験と解説

15:30~ 自主性、主体性を育むレクリエーションの手法の体験と解説

17:00  終了

<第2日目>

10:00~ 学校の様々な場面で活用しやすいレクリエーション活動の体験

13:00~ 目的に合わせたレクリエーション活動の支援演習

17:00~ 試験(※試験終了後、随時退出)

■履修認定の方法と成績評価の基準

履修認定のための筆記試験(講習内容の基本的な事項の確認等)を実施しました。
評価基準により、受講した講習の試験について100点を満点として採点し、得点60点以上について履修の認定(履修証明書の発行)を行いました。

■講習時間

12時間

■講習一覧
開催市町村会場開催日(2021年)認定番号※
北海道札幌市札幌市産業振興センター2021年7月31日500280号
青森県青森市青森市はまなす会館2021年8月11日500282号
岩手県滝沢市ビッグルーフ滝沢2021年8月9日500284号
宮城県多賀城市多賀城市総合体育館2021年7月29日500286号
秋田県秋田市日本赤十字秋田看護大学2021年8月18日500288号
福島県福島市パルセいいざか(福島市飯坂温泉観光会館)2021年8月5日500290号
茨城県水戸市茨城県水戸生涯学習センター2021年7月30日500292号
栃木県宇都宮市宇都宮市冒険活動センター2021年8月20日500294号
群馬県前橋市ALSOKぐんま総合スポーツセンター2021年7月29日500296号
埼玉県上尾市埼玉県立武道館2021年8月20日500298号
千葉県千葉市千葉県総合スポーツセンター2021年8月5日500300号
神奈川県藤沢市神奈川県立スポーツセンター2021年8月12日500306号
東京都渋谷区国立オリンピック記念青少年総合センター2021年7月31日500302号
東京都渋谷区国立オリンピック記念青少年総合センター2021年8月11日500304号
富山県富山市富山県教育文化会館2021年8月20日500308号
石川県金沢市金沢市総合体育館2021年8月20日500310号
福井県福井市ふくい健康の森 県民健康センター2021年7月29日500312号
山梨県甲府市県立青少年センター2021年8月11日500314号
長野県小諸市安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター2021年7月30日500315号
静岡県島田市島田市総合スポーツセンター2021年8月6日500318号
愛知県名古屋市ウィルあいち2021年7月30日500320号
滋賀県竜王町滋賀県希望が丘文化公園青年の城2021年7月28日500322号
京都府京都市華頂短期大学体育館2021年8月18日500324号
大阪府大阪市大阪府立体育会館2021年8月10日500326号
大阪府大阪市大阪府立体育会館2021年8月19日500328号
兵庫県明石市明石市立勤労福祉会館2021年7月25日500330号
奈良県大和郡山市大和郡山市立 市民交流館2021年8月9日500332号
鳥取県北栄町北栄町中央公民館2021年8月20日500334号
島根県松江市社会福祉法人みずうみ2021年8月19日500336号
岡山県岡山市岡山国際交流センター2021年7月30日500338号
広島県広島市広島市東区スポーツセンター(ビックウェーブ)2021年8月20日500340号
山口県山口市山口市小郡ふれあいセンター2021年7月30日500342号
徳島県徳島市徳島県教育会館2021年8月8日500344号
香川県高松市サンポート高松2021年8月1日500346号
愛媛県松山市愛媛県身体障がい福祉センター2021年8月18日500348号
福岡県福岡市福岡市立早良体育館2021年8月25日500350号
熊本県玉名市玉名市桃田運動公園総合体育館2021年8月6日500352号
大分県大分市昭和電工武道スポーツセンター2021年8月4日500354号
宮崎県宮崎市宮崎県総合運動公園2021年8月6日500356号
鹿児島県鹿児島市鹿児島県青少年会館2021年8月6日500358号
沖縄県うるま市うるま市生涯学習・文化振興センター ゆらてく2021年8月14日500360号

※認定番号:下6桁のみ表示(令03-80021-500280号)

対面講習②:遊びが運動になる、運動が遊びになるレクリエーション活動の体験学習

外遊びや集団で体を動かして遊ぶことは、社会性の基礎や知性を身に付けられるほか、成功体験を積み重ねることによって意欲が引き出され、体力や運動能力の向上に大きな効果をもたらします。
本講習は、運動する子とそうでない子の二極化が指摘される中、運動が苦手な子も体を動かす楽しさが味わえる運動遊びや、仲間と協力しながら課題に挑戦する集団遊びなど、"遊びが運動になる、運動が遊びになるレクリエーション活動"を体験し、体育の授業や外遊びなどでの活用方法を学びました。

■到達目標

◎ 体育、休み時間、学級活動、園における日常的な活動等への活用が期待される「遊びが運動になる・運動が遊びになるプログラム」の体験を通し、その基本的な考え方や運動能力等に応じた展開方法を理解

◎ 体を動かす心地よさを実感し、伝承遊びや集団遊びがもたらす効果の確認

◎ 課題への挑戦意欲を引き出し、主体的な取り組みを促す運動プログラムの体験を通した理解

◎ 子どもの体力の現状の確認

■ 講習方法

本講習は、遊びが運動になる、運動が遊びになるレクリエーション活動を楽しく体験していただきながら、その効果や意義を確認しました。
対象に合わせた展開方法をグループで考え、全体で共有しました。

10:00~ 講習のねらい・概要の確認

10:10~ 遊びが運動になる、運動が遊びになるレクリエーション活動の体験

11:30~ 子どもの体力の現状の確認と運動遊びの効果について

13:00~ 元気アップ・プログラムの体験

15:00~ 身近にある道具を使った遊びの体験と創作演習

17:00~ 試験(※試験終了後、随時退出)

■履修認定の方法と成績評価の基準

履修認定のための筆記試験(講習内容の基本的な事項の確認等)を実施しました。
評価基準により、受講した講習の試験について100点を満点として採点し、得点60点以上について履修の認定(履修証明書の発行)を行いました。

■講習時間

6時間

■講習一覧
開催市町村会場開催日(2021年)認定番号※
北海道札幌市札幌市産業振興センター7月29日~7月30日500279号
青森県青森市青森市はまなす会館8月9日~8月10日500281号
岩手県滝沢市ビッグルーフ滝沢8月7日~8月8日500283号
宮城県多賀城市多賀城市総合体育館7月26日~7月27日500285号
秋田県秋田市日本赤十字秋田看護大学8月16日~8月17日500287号
福島県福島市パルセいいざか(福島市飯坂温泉観光会館)8月3日~8月4日500289号
茨城県水戸市茨城県水戸生涯学習センター7月28日~7月29日500291号
栃木県宇都宮市宇都宮市冒険活動センター8月18日~8月19日500293号
群馬県前橋市ALSOKぐんま総合スポーツセンター7月27日~7月28日500295号
埼玉県上尾市埼玉県立武道館8月18日~8月19日500297号
千葉県千葉市千葉県総合スポーツセンター7月28日~7月29日500299号
神奈川県藤沢市神奈川県立スポーツセンター8月10日~8月11日500305号
東京都渋谷区国立オリンピック記念青少年総合センター7月29日~7月30日500301号
東京都渋谷区国立オリンピック記念青少年総合センター8月9日~8月10日令500303号
富山県富山市富山県教育文化会館8月18日~8月19日500307号
石川県金沢市金沢市総合体育館8月18日~8月19日500309号
福井県福井市ふくい健康の森 県民健康センター7月27日~7月28日500311号
山梨県甲府市県立青少年センター8月9日~8月10日500313号
長野県小諸市安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター7月28日~7月29日500315号
静岡県島田市島田市総合スポーツセンター8月4日~8月5日500317号
愛知県名古屋市ウィルあいち7月28日~7月29日500319号
滋賀県竜王町滋賀県希望が丘文化公園青年の城7月26日~7月27日500321号
京都府京都市京都医健専門学校8月16日~8月17日500323号
大阪府大阪市大阪府立体育会館8月4日~8月5日500325号
大阪府大阪市大阪府立体育会館8月17日~8月18日500327号
兵庫県明石市明石市立勤労福祉会館7月23日~7月24日500329号
奈良県大和郡山市大和郡山市立 市民交流館8月5日~8月6日500331号
鳥取県北栄町北栄町中央公民館8月18日~8月19日500333号
島根県松江市社会福祉法人みずうみ8月17日~8月18日500335号
岡山県岡山市岡山国際交流センター7月28日~7月29日500337号
広島県広島市広島市東区スポーツセンター(ビックウェーブ)8月18日~8月19日500339号
山口県山口市山口市小郡ふれあいセンター7月28日~7月29日00341号
徳島県徳島市徳島県教育会館8月3日・8月5日500343号
香川県高松市サンポート高松7月30日~7月31日500345号
愛媛県松山市愛媛県生涯学習センター8月16日~8月17日500347号
福岡県福岡市福岡市立早良体育館(※会場が変更されました)8月23日~8月24日500349号
熊本県玉名市玉名市桃田運動公園総合体育館8月4日~8月5日500351号
大分県大分市昭和電工武道スポーツセンター8月2日~8月3日500353号
宮崎県宮崎市宮崎県総合運動公園8月4日~8月5日500355号
鹿児島県鹿児島市鹿児島県青少年会館8月4日~8月5日500357号
沖縄県うるま市うるま市立具志川中学校8月12日~8月13日500359号

※認定番号:下6桁のみ表示(令03-80021-500279号)

通信講習(インターネット学習)

通信講習①:「レクリエーション」の教育的効果

レクリエーション活動は単に楽しいだけでなく、意図的・計画的に活用することで、コミュニケーションを深めながら、教師と子どもたちとの信頼関係を築くことができます。
また、子どもたち同士の良好な人間関係を築きながら、自主的、実践的な態度を育てることができます。
本講習では、教育現場におけるレクリエーション活用の意義や効果について、実践動画や体験(演習)を交えながら確認し、すぐに活かせるレクリエーション支援の理論と手法を学びました。

■到達目標

◎ 子どもと教師、子ども同士のコミュニケーションを深め、信頼関係を築くための基盤となるレクリエーション支援の理論と手法を理解

◎ 子どもと教師、子ども同士の心の壁を取り除くアイスブレーキングと信頼関係を構築するホスピタリティについての理解

◎ 心理的な仕組みに基づき、小さな成功体験を積み重ねながら、個人及び集団としての効力感を高めるなど、相互作用を活用した手法の理解

◎ 対象となる子ども(年齢等)に応じたレクリエーションプログラムの立案方法など、実践力の習得

■ 講習方法

通信講習は8月1日(日)~11月30日(火)の間、指定するwebサイトにログインし、動画教材とテキスト教材により受講していただきました。動画教材は、1回60分(演習課題等を含む)で、合計12回を実施しました。
テキスト教材は動画教材の概要を整理するとともに、学校現場で活用いただけるレクリエーション活動(ゲーム集)も盛り込みました。

本講習は、体験学習を基本としました。
レクリエーション活動(ゲームや歌遊び等)を体験していただいた後、体験したプログラムを振り返りながら、コミュニケーションを深め、信頼関係を築くための基本となる考え方(理論)と手法を確認し、実際に試してみることを繰り返しながら展開しました(体験⇒振り返り・解説⇒演習)。
また、幼稚園や学校の様々な場面で活用しやすいレクリエーション活動を体験していただくとともに、2学期以降実践していただけるよう資料(ゲーム等の展開方法)を配布し、研修後にも振り返られるようにしました。

○第1回 レクリエーションの意義・教育的効果

○第2回 レクリエーション活動を用いたアイスブレーキング

○第3回 楽しさをとおした心の元気づくりと良好な集団づくりの理論

○第4回 アイスブレーキングの効果を高める支援技術

○第5回 心の仕組みに合わせ子どもたちのやる気を引き出す支援技術

○第6回 相互作用を引き出し活用する支援技術

○第7回 心理学に基づくレクリエーションの支援技術の裏付け

○第8回 レクリエーションの支援技術・実践演習

○第9回 相手に寄り添い信頼関係を築くホスピタリティ

○第10回 場面・目的に合わせたレクリエーション活動の実際1

○第11回 場面・目的に合わせたレクリエーション活動の実際2

○第12回 教育現場におけるレクリエーションの期待

■履修認定の方法と成績評価の基準

履修認定のための筆記試験(講習内容の基本的な事項の確認等)を実施しました。
評価基準により、受講した講習の試験について100点を満点として採点し、得点60点以上について履修の認定(履修証明書の発行)を行いました。

■講習時間

6時間

■認定番号

令03-80021-500362号