ブックタイトル令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

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概要

令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

取組事例2(2)体育の授業における活動の充実単元や時間割の配置の工夫による体育の授業での運動時間の確保によって、特に低学年の児童は、運動遊びへの意欲を向上させるとともに、少なくなった準備・片付けにもより熱心に取り組むようになった。動作が顕著に発達する時期にある低・中学年の児童において、運動に取り組む時間を確保することは大変効果的であり、体育の授業の楽しさも倍増した。また、縦割りグループでの活動を通して、下級生には、上級生へのあこがれや挑戦心などが獲得され、体育の授業においても意欲の向上が見られた。一方、上前回の授業の振り返りのあとに各自が主体的に目当てを記入級生は、下級生に教えるという経験を活かし、体育の授業の中での豊かな教え合いを促進している。今後の課題Actionほとんどの学年が単学級である現状で、学年内の教師と情報交換などを行うことは難しい。そのため、各年度に実施した内容やノウハウ、達成状況などを共有していける仕組みづくりが課題である。これによって、教育の連続性を確保でき、運動が好きな児童が多いという本校の強みを活かした体育の授業や体力の向上の取組を効果的に推進していく。ポイントの意見の出し合い第2章テーマ分析&取組事例授業の最初に前回の課題を振り返り、解決策を児童に発言させることで主体的に自らの課題とその解決方法を考えさせる。その上で今回の目当て、ねらいを記入させている上手にできたポイントを児童が意見し合い、次の練習につなげる取組事例サーキット形式など飽きさせない授業の工夫サーキット形式の練習で飽きやマンネリ化を回避。教え合いや応援、励ましも見られるICTを使った主体的な学習縦割りの活動設定動画再生機器を活用して、自分自身の動きを確認。運動動作の手本動画も活用している異学年との交流を増加させることで、教え合いや多様な運動、遊びの機会を創造した運動が苦手でも「運動やスポーツを楽しい」と感じている児童生徒が多い学校の取組事例|55