年齢を重ねれば、誰しもからだが弱り、変化してきます。
例えば、膝や腰などの関節の痛み、夜の睡眠などに不調や変調を感じることはありませんか?
こんな痛みはありませんか?
膝痛や腰痛の主な症状
- じっとしていれば痛くないけれど、歩くと膝が痛くなる。
- 5分、10分間と決まった時間歩くと、膝や腰が痛くなる。
- 階段の上り下りに膝が痛む。
- 膝が痛くて、まっすぐ伸びない。
- 膝が痛くて、よく曲がらず正座ができない。
- 腰が痛くて、曲げ伸ばしがしにくい。
- しゃがむと腰が痛い。
- 腰が重く、鈍痛がある。
- いつもより少し多く歩いたり、買い物で重い荷物を持ってちょっと長く歩くと、数日間、腰や背中に痛みがある。
- 中腰で庭仕事をしたあとなど、数日間、背中や腰に痛みが残る。
- 座ったり、立ったりする動作が遅くなった。
- いつも肩がこっている。
- 肩が痛み両腕があがらない。
- 夜間の睡眠中に数回トイレに起きる。
- 熟睡できなくなった。
多くの人が、このような膝痛や腰痛に悩まされていることと思います。
年をとると膝や腰に痛みが起こるのは、決して特別なことではありません。筋肉が硬くなったために起こる「筋肉の老化病」です。
高齢期を元気に過ごすには
いつまでも自立して、生きがいのある高齢期の生活を送るには、日常的にからだを動かし、体力を維持・改善することが大切です。
運動の必要性はなんとなくわかっていても、運動不足の生活をしている人が多いのではないでしょうか。運動不足の影響は、体型や姿勢、日常生活行動に顕著にあらわれてきます。運動をしていないと加齢とともにカラダの機能は確実に低下していきます。生活習慣病の予防や悪化防止、ロコモティブシンドローム、認知症の予防にも適度の運動が欠かせないことが明らかになってきています。高齢期を元気に過ごすためには、気軽に楽しみながらからだを動かすことが必要なのです。
しかし、高齢期は、体力が低下しやすく、骨粗鬆症なども進行します。普段、からだを動かしていないと転倒の危険性も高くなります。安全について十分に留意し、楽しく過ごせるようにして下さい。
無理に動かしたり、急に激しく動いたりする必要はありません。少しずつ自分のからだの調子を感じながら進めていきましょう。
高齢化率の変化
国立社会保障・人口問題研究所のウェブサイトで、都道府県別の推計をご覧いただけます。