篠原先生おすすめの
「脳活体操」

グーパー体操

やり方

1.ふとんなどの上に寝たままで、右手を上げて「パー」に、左手は下げて「グー」にします。次に右手を下げて「グー」、左手は上げて「パー」にします。

2.右手を上げて「グー」、左手は下げたままで「チョキ」に。次に右手を下げて「チョキ」、左手を上げて「グー」に。

3.右手を上げて「チョキ」、左手は下げたままで「パー」に。次に右手を下げて「パー」、左手を上げて「チョキ」にします。

*1~3を繰り返します。スムーズにできない場合は、グー、パー、グー、パーまたはグー、チョキ、パーと繰り返すだけでもOKです。

スリスリ・トントン

やり方

1.左手は机の上で手の平を「スリスリ」と前後に動かします。

2.右手はグーにして、上下に「トントン」と机を叩きます。

3.1と2の動作を、同時に行います。

*左右の手の役割を交互に替えたり、スピードに緩急をつけたりと、アレンジしてみましょう。

POINT

この動作が上手くできない人、苦手な人ほど前頭葉が強く活性化します。上手くできない人こそ効果があると思って、前向きな気持ちで取り組んでください。嫌々ながら行っても、活脳にはなりません。

POINT

この動作が上手くできない人、苦手な人ほど前頭葉が強く活性化します。上手くできない人こそ効果があると思って、前向きな気持ちで取り組んでください。嫌々ながら行っても、活脳にはなりません。

一人ジャンケン

やり方

1.左手と右手でジャンケンをします。まずは右手が必ず勝つ設定にして、パー、グー、チョキと右手の出し手を1回ごとに変えていきます(3回続けて勝つようにしてください)。

2.次は左手が3回続けて勝つようにジャンケンをします。

3.右手と左手が交互に勝つようにします。

* 早くできない場合は、自分のペースで取り組んでください。

POINT

しばらく続ければ、上手になるのが自分でよく分かるのでおすすめです。慣れてきたら、スピードをあげたり、ルールを複雑にしたりするといいでしょう。

POINT

しばらく続ければ、上手になるのが自分でよく分かるのでおすすめです。慣れてきたら、スピードをあげたり、ルールを複雑にしたりするといいでしょう。

茶つみ

やり方

1.円形に座り、全員で「茶つみ」を歌いながら、手遊びをします。

2.歌詞を歌いながら、カスタネットを叩くように、右手で自分の左の手のひら→右隣の人の手のひらと交互に叩きます。

* ここで紹介した手遊びは一例です。自分たちで手遊びをアレンジしましょう。

茶つみ

POINT

「茶つみ」や「ずいずいずっころばし」など、昔からの定番遊びは前頭葉や小脳を活性化する要素があります。相手と向き合い、手をタッチさせるタイミングを合わせること、リズムの変化に対応することは、まさに前頭葉トレーニングです。

POINT

しばらく続ければ、上手になるのが自分でよく分かるのでおすすめです。慣れてきたら、スピードをあげたり、ルールを複雑にしたりするといいでしょう。

お手玉

やり方

1.お手玉が手になじむまでは、右手と左手で投げ上げてはつかみ、つかんでは投げ上げる動作を繰り返します。

2.慣れてきたら、高く投げたり低く投げたり、玉の数を増やしたり、投げながら歌を歌ったりと難易度を上げていきます。

* 数人でやる場合は、お手玉を投げ合うのもいいでしょう。

POINT

お手玉は難易度設定のアレンジがしやすいので、前頭葉トレーニングとして優れています。慣れてきたら「ほんの少し難しくする」「ほんの少し早くする」「ほんの少し多くする」「さらに何かの条件を加える」。これが前頭葉トレーニングの鉄則です。

POINT

しばらく続ければ、上手になるのが自分でよく分かるのでおすすめです。慣れてきたら、スピードをあげたり、ルールを複雑にしたりするといいでしょう。

その場駆け足

やり方

1.イスに腰掛けたまま、左右の足を交互に上げます。

2.足の動きに合わせて腕も振ります。

3.1と2の動作をできるだけゆっくりと行い、だんだんとスピードを上げていきます。

* 足は上げられる範囲で、腕も振れる範囲で、無理のないテンポで行ってください。「イチ・ニ、イチ・ニ」と、かけ声をかけるのも効果的です。

その場駆け足

POINT

体を使った活脳では、動作をできるだけ速く行う方法と、スローモーションのようにゆっくり行う方法がありますが、どちらも前頭葉が活性化します。

POINT

しばらく続ければ、上手になるのが自分でよく分かるのでおすすめです。慣れてきたら、スピードをあげたり、ルールを複雑にしたりするといいでしょう。

カエル体操

やり方

1.ふとんなどの上にうつ伏せになり、両手を重ねて顔を乗せます。

2.左足は伸ばしたまま、右の膝を体の側面に沿うようにゆっくり引き上げます。

3.十分に引き上げたら、姿勢を保ったまま10秒間静止します。

4.右足を元に戻して、左足も同様に行います。

* 10秒間静止するときは、息を止めずに自然な呼吸をしてください。で、無理のないテンポで行ってください。「イチ・ニ、イチ・ニ」と、かけ声をかけるのも効果的です。

POINT

カエルやトカゲのように、左右の足を同時に動かしたり、互い違いに動かしたりといった動作を行うと、人の脳の奥にある「脳幹」や「視床下部」という部位が活性化することが分かっています。また、マネする動物の姿や動きを思い浮かべると、右前頭葉、側頭葉、頭頂葉などが活性化します。

POINT

しばらく続ければ、上手になるのが自分でよく分かるのでおすすめです。慣れてきたら、スピードをあげたり、ルールを複雑にしたりするといいでしょう。

かかし立ち

やり方

1.ふとんなどの上にうつ伏せになり、両手を重ねて顔を乗せます。

2.1の姿勢を保ったまま、1から5まで数えます。

3.左足で立ち、1~2と同様の動作を行います。

* 目をつぶって行うと難易度が上がります。また、イスに座った状態で片足を床から浮かせる「かかし立ち」でも効果があります。

POINT

加齢に伴っておとろえやすいのは、前頭葉、海馬、小脳です。特に小脳がおとろえると不器用になっていきます。「かかし立ち」は、よろめいた体勢を立て直すたびに、前頭葉や小脳が活性化します。

POINT

しばらく続ければ、上手になるのが自分でよく分かるのでおすすめです。慣れてきたら、スピードをあげたり、ルールを複雑にしたりするといいでしょう。

参考資料/【ボケない頭をつくる60秒活脳体操】
株式会社法研